産後ケアとは

産後、特に出産後の「産褥期」は心身ともに母親となるとても大切な期間です。その時期のお母さまも心身の回復はもちろん、ご家族とご一緒の宿泊・それに伴うプライバシーの確保が約束されたゆったりできる安心な空間を提供いたします。
「心と体の癒しは助産師が、快適な空間で」のコンセプトで、あなたらしい子育てのスタートを応援します。

〜健やかで安らかな空間〜
回復
妊娠・出産を終えたお母さまの心身の回復のために、お子さまとゆったり向き合える、プライバシーが確保された安心な癒しの空間をご提供します。

母性
育児不安の解消に努め、個々の体調やニーズにそってケアプランを作成し、子育てを楽しめるくふうをアドバイスします。

自立
ご家庭に帰ってからも、お母さまお父さまが自信を持ってわが子の育児にかかわれるようサポートします。

さくら産後院(助産院)の設立趣意

IWA_1841医療法人帯経会さくら産院では年間約800件の分娩を扱い地域産科医療を担っています。産院としては安心・安全な妊娠、分娩管理に重点を置いています。しかし、近年産婦人科医や助産師の減少により産科施設の閉鎖などが相次ぎ、妊産婦の安全を求める志向や周産期医療の集約化など、大病院や分娩を扱う施設に集中しています。その結果、慢性的に産科ベッドが満床となり、通常約5日間の入院数が短縮せざるを得ない傾向にあります。

さて、出産後の産褥期(約8週間)は生理的な現象である妊娠期間を過ぎ分娩を終了した女性が妊娠前の状態に復古し、安全にその生活活動が可能となる重要な期間です。わが国ではこの産後1か月間家族の支援のもと安静をとり心身の回復をまっていわゆる「床上げ」として祝う風習があり、長年の間つちかわれた知恵がありました。しかし時代とともに実母、義母など親族による産後サポートは難しくなっています。また、核家族化、晩婚化、早期の社会復帰などの問題を抱えながら母親、妻、女性として自立することを求められています。また、産後うつ、育児不安などをきっかけに育児放棄、育児虐待につながる事例も多くなり社会問題となっています。

妊娠中の合併症、難産、帝王切開など分娩は一様ではありません。心身ともに個人個人にあった産後ケアが求められています。これまでの対応では不十分であり、休養、育児不安の解消、自信をもって育児にかかわれるように支援するため、産院と自宅の中間施設としての日帰り、宿泊可能な産後院(助産院)が必要であります。

IWA_1705産後ケアは助産師が主導し支援にあたりますが、医師、看護師、保健師、栄養士、保育士などの協力も必要です。また妊娠、分娩、産褥と継続的に支援する観点からも、さくら産院の付属施設としての設立意義があります。

今後は、産前産後の相談支援の強化にむけて、自治体と情報を共有しながら、協力体制をつくり、よりよい産後ケアをめざしていきます。

医療法人 帯経会 さくら産後院
理事長 大草   尚

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